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ひつじのブログ

漫画家、鈴木信也のブログです。日常のことやゲーム感想など

決めろ!(何を!?)ヒーロー学園 感想

ゲーム


~最初に…~
今回ご紹介するゲームは大変古いプレイステーション時代の、
かなりマイナーなゲームです。
多分なんですが、
2017年1月現在、このソフトのタイトルを検索して
感想を探す人は、地球上で開発サイド含め一人もいないんじゃないかと思われます…

どこに需要があるのか…?それはわかりません…
ただ今ここで話しておかないと、このソフトを知っている人や貴重な文献が
この世に存在しなくなって全くの無になるんじゃないかと…
そしてボクの、このソフトに捧げた情熱をぶつけたい…!!
そんな訳で、よくわからない使命感で語り部となっていきます。

例によって、この名作の開発者様、ファンサイトを立ち上げて
同盟バナーまで自作して応援してらっしゃる方達はブラウザバックをお願いします…

 

 



~出会い~そして購入へ~

このゲームと出会ったのは今から一年前

ガキんちょと日曜朝の戦隊ヒーローものを観てまして
何か戦隊ヒーローのゲームをやりたくて
ネットで探したのがきっかけでした。


「この世には無駄な出会いなんてきっとないよ」なんて
かつては、ポジティブの押し売りと謳われたベッキーさんあたりが言ってそうですが…

そんな事はまったくありませんでした。本当に…

出会わなければよかった…ひとしきり後悔する出会いがあったんです…。


もちろん一年前の当時、人気を誇っていたニンニンジャーのゲーム
なんかもあったのですが
戦隊ヒーローもののゲーム化は総じてレビューが低いんですね。
プリキュアも仮面ライダーもお子様向けゲームは
出来が???なものが多いんです…
残念だ…
そもそも耳の裏から加齢臭がし出してるおっさん向けには作ってませんからね?



そうしてヒーローもののゲーム選びに悩んでいると

「決めろ!!ヒーロー学園 
~英雄に真実(こたえ)なし~」
の文字が…。

一瞬ボクの体が震えに近い戦慄をおぼえた事までは憶えています


かつてこんなカッコイイ副題とカッコイイ当て字があったでしょうか?


真実を(まこと)と読ませる作品が多い中、この作品だけは断じて違う!!
真実を(こたえ)となぜか読む!

その時何か得体の知れない怪物に心臓を鷲掴みされたように固まり
目が覚めればマケプレでポチった後だったのでした…

  

一応ゲームはゲームウォッチからやっている古参ですから
新旧大体のゲームは知っているつもりでいたのですが
正直1mmも聞いた事がないタイトルです。

決めろ?何を?
アンチエイジングを?家の建て替えをですか!?

それともAmazonの購入画面で迷っているボクに対して即決しろって事ですかね?

タイトルにもある、何を”決める”のか?
その真実(こたえ)が知りたくて買ってしまいました…。


 

 

 到着~ファーストインパクト~

家に届いてびっくりですよ。まずはパッケージが衝撃的すぎる。

Amazonのパッケージプレビューではなんとなーく流し見していましたが
鮮明じゃなくてよくわからなかったんですね。
しかし実物のインパクトはすごかった。

ざっくり説明しますよ…いいですか?自分の画力の無さは
この際高~い棚の上においときますからね?


男キャラがなんかアレで女キャラもアレなゲームです!!


わあああ!騙されたああああ!!お金返してえええええ!!!
こんなショック、AVのパケ写詐欺に引っかかったとき以来ですよおおお

 

 ~かわいい女の子を描くのが大の苦手な自分が言うのもアレなのですが…~

絵師の世界でよくありますよね…
かわいい美少女が上手い方が
渋いおじさんやゴツい悪役のおっさんが苦手とか…
またその逆に、歯が100本くらい生えてて額がシミだらけの
狂気のおじいちゃんは超上手くて
女キャラがブス通り越しておっさんに見えちゃう方とか

言っておきますが
最初からボクの画力の低さは高~い棚に上げっぱなしですよ?
もう高くて取れませんよ?

画力の話はあまり語りたくないんですよ…
ボクだってドラゴンボールの豪華版の時、寄稿させていただいたDB絵が
いまだに語り草になる程の残念な絵
というトラウマ一個ぐらいは
今でも背負ってますからね…


 

 

「大丈夫かな… ひょっとしてワイ地雷踏んじまったかいの…」

まあ…決して世には媚びないぞ!という
硬派な男らしいパッケージと言えなくもない…!
良く言えば二世代前のパッケージイラスト、
悪く言えばここではとても書けない…

ちょっとこれ専門学生さんの作品なんじゃ…と疑いたくなるクオリティでした。

画力の話は本当に怖いですね…
もうだいぶ、おまいうブーメランが体中突き刺さってますから……

こんだけ語っといてどんな絵なのか載せてないですが
パッケージイラストをここにそのまんま載せるのは
著作権的にアレでアレしそうで怖いんで、
絵柄が気になる方は各自ググってお願いします…

 


~ プレイ開始~

やっっっっとゲームスタートです!!!
もういいんじゃないですか!?プレイしなくても!?
パッケージ見たときが一番インパクトあった!ってなりませんかね!?

 

戦隊ヒーローのゲームなのに、どんなショッキングな映像が流れるか
わかったもんじゃないので、ガキんちょが深~く眠っている隙に一人でプレイスタート…!


「よ…よ~し ゲームにはパッケージ見てもう5億%期待できそうもないけど
(逆にこのパッケージから中身が神ゲーだったら驚きですよ)
とにかくオレは戦隊ヒーローになりたいんだ!
オレは赤のヒーローになって悪を倒すぜぇぇ!!!」



電源を入れてみると、突然真っ暗な宇宙空間で隕石が衝突するCGが…。

そして隕石の衝突からまさかのメーカーロゴが現れました…!

 

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ヤバイヤバイヤバイ…デジタル所さん以来のインパクトのある
クオリティのCGですよ。
やっぱこれ専門学生さんの卒業制作作品なんじゃ…?
これ本当に2000年に出たPSのソフトなの!? ボクだけ今
パソコンがマイコンと呼ばれていた80年代にタイムスリップしてないよね!?

メーカーロゴひとつでここまでユーザーを不安にさせるゲームは
なかなかありませんよ。PS版DQ7の当時最先端の超美麗暗黒CGを
見た時以上の衝撃です…。

すいません!DQ7のCG以上の衝撃というのは言いすぎました…



さぁ、戦隊ヒーローものが始まるぞ…!5人がポーズをとって
バックが大爆発するノリノリのOPが始まるんだよね…!?ワクワク…
ボクの心は幼稚園児の頃のように熱くなります!



ところがメーカーロゴの後は画面が暗転し、延々と
ヒーロー教科書の堅い論文が流れてきました。

あれ!?これって熱血ヒーローゲームだよね!?

皆さん何言ってるかわかりませんよね?
書いてるボクもよくわかりませんし、多分このゲーム製作側のライターさんも
よくわからずにテキスト入力してたに違いありません…。


とにかく真っ暗画面に白い文字で ヒーローとは何なのか みたいな
堅い説明文を(しかも素人なんじゃないかと疑いたくなるナレーションで)
強制的に読まされます。


あの…言いづらいんですけど…みんながヒーローもののゲームに求めてるものって
ヒーロー論とかお堅いものじゃないと思うんですね…



早くヒーロー出してよぉぉぉ!!
ヒーローにならせてよぉぉぉぉ!!



どうにもナレーションの声が、友達に一人はいそうな棒っぷりで…
この声優?さん、このゲームの中で一人何役もやってます…
尋常じゃない多役を演じ分けていますが、尋常じゃない位同じ人物に聴こえます。

 



10分後…まだまだヒーローのウンチクは続きます。もはや地獄の時間です…。

親戚のおばあちゃんにかれこれ20回は聞いてる戦時中の話を
あたかも初おろしの話だよと延々聞かされる10分より
長く感じる10分があるとは思いませんでした。

 
長いよ…ボクの文章も大概長すぎるけど
棒読みオープニング長すぎるよ……

世にも奇妙な物語の「懲役30日」の
5分を30日に感じる幻覚剤打たれたんじゃないかってぐらい長かったです。
三上博史みたいに、見終わった後ミイラのようにカラッカラに
ひからびてるんじゃないかと心配しました…


普通にツッコミますけどねぇ
「そんなにみんなヒーロー論とか興味ないですよ……!!」

このゲームを作った人はそこまでヒーローとは何ぞやと
学者の論文のように語りたかったんですね…
プレイして10分でこの文章量ですよ。これクリアしてる頃には
FFのアルティメットマニアぐらいの量になってんじゃないですか…。

 



 ~ゲームの本編~


やっっっっとゲーム本編に入れます…

 地獄の棒読みOPがやっと終ったあああああああ!!!


つ、ついに待望のタイトルロゴが現れました!

バーン!と 決めろ!!ヒーロー学園 の文字が現れました!


ありえないぐらい文字が飛び出してました!3D的な意味で飛び出して見える
とかではなくて、アナログ的に飛び出してるようなカンジのロゴです。

ホラ 今の若い方にわかりやすく言いますと
はじめ人間ギャートルズのあの石のような飛び出し方のロゴです。

100%伝わりましたよね??


初めて見ましたよ…飛び出しすぎて逆にとっても格好悪くなってるロゴを…。

 

よーしさっそくヒーロー学園のスタートだ!
かっこいいヒーローになって庶民共を守ってやるぞぉぉ
などとすっかり胸を熱くさせていると…

 

 

「君にヒーロー学園の先生になってもらう
テストを受けてもらう」

 

 

 

ボク「………???…なに…いまなんつった……???」

 

 

 

 

ええ~!?まさか!? 自分ヒーローにならせてもらえないんですか~~!??

まさかの先生プレイ!(決してヒーローにはなれません!!)




もっとパッケージに、
「このゲームはヒーロー学園の先生になるゲームですよ!」
とデカデカと明記しといてよぉぉぉ!
もちろん飛び出しすぎの文字で。


しまった~ヒーローに自分がなれると思ってたのに
教える側のゲーム買ってもうた~~。

 

…しかしですよ、ちょっと待ってくださいよ。
そもそも「これからヒーローになりたい人を育てたい」という超ニッチな願望を
持ってる方っています!? これ超重要なんですが!
 「錨(いかり)を作る職人を育成するゲーム」ぐらい需要がわかんないんですけどー


これ、ベタに自分が学園の生徒になるゲームにしてたら
絶対もっと受けたと思うんですよね…



さて、意味があるのか無いのかわからない教育適性テストを受けていると、

バックの壁紙にこれでもかと「HERO」の文字が…

ん?よく見たらこのゲーム、画面のあっちゃこっちゃにHEROの文字が踊ってる…
どんだけHERO推したいんだろ…。

愛と平和を謳った作品でバックの壁紙に「LOVE&PIECE」の文字が
でかでかとこれでもかと出てきたら、まず間違いなく疑いますよ。
作品メッセージをそのままのワードにしてダイレクトに伝えるって
どうなんですか!?


みんなが幸せになる、とっても良い終わり方をした映画で
終わりの文字がfinや完じゃなくて、HAPPY END!って出てきたら
正気を疑いますから。

 

 

(あんまりなりたくはありませんでしたが)
渋々…
ヒーロー学園の先生になって、5人の生徒を見るハメになってしまいました…。

この後とんでもない個性と癖のありすぎる画風のキャラクター達が
続々登場するのですが…それは皆さん自身がプレイして確かめてほし……


ゲフッッッッッッ!!!(謎の吐血)


ブ、ブログを か、書き始めてあらためてこのゲームを思い出そうとした途端
謎の毒状態になりボクの残りHPは0となってしまったので
こ、これ以上続きが書けそうにありません…
42度の高熱と激しい脱毛に襲われながらも、こ、ここまでなんとか書き上げましたが…
どうやらこの辺が限界です……
すいません…ほ、本当に最後までこのゲームの素晴らしさを教えたかったのに…

 (決して、ゲーム本編が苦行すぎて感想を放棄したわけでは……)

ゲフンッ  あ!今 血と一緒に歯も数本抜けました…


~最後に~

熱いヒーローを目指す生徒を育成するのに興味のある方は

一度このゲームを手にとってみてはいかがでしょうか…?



いや~ホント皆さんにもやってみてほしいです
プレイしたらわかりますよ。ボクの書いてることが全て 
真実(こたえ)だったということに……